キッチンカーの調理設備と電力供給問題。

今回はキッチンカーを営業する時に必要な電気についてお話していきたいと思います。

キッチンカーには加熱器具や冷蔵器具、水道設備・照明などがあるのが一般的ですが、それらを動かす為には電気が必要となります。

加熱調理器具(IHヒーターやホットプレートなど)・冷蔵器具(冷蔵庫や冷凍庫)は勿論ですが、

水道設備も給水タンクから蛇口に水を吸い上げるポンプなども電力を使います。キッチン内照明は言うまでもないですね。

これらの設備を稼働させる為の電気はどうしているのか?

車のエンジンからのバッテリーで動かしているわけではありません。

※車のバッテリーからでは電力が足りませんので。。

基本的は

・発電機(ガソリン燃料などでモーターを回し発電する機械)

・モバイルバッテリー(キャンプなどに充電して持っていく大きなもの)

・出店場所から貸していただけるコンセントから電気を頂く

上記の方法となります。

発電機は持ち運び時の重量と燃料補給、営業時にモーター音が割と気になるなどの問題があります。

モバイルバッテリーも重量がそこそこあり、事前に充電しておかなければならない事と、よほど大きな蓄電池を搭載しているものでなければ、使用時間が限られてしまう問題があります。

※キッチンカー移動時の冷蔵庫の電源を切らずに済む為、食材の安全の確保がしやすいメリットがありますので、1台は持っておいた方がいいと思います。

出店場所から電力の提供を受ける場合は、上記のデメリットはなく安定して電力を供給できますが、

出店場所のブレーカーが落ちるなどのご迷惑がかからないよう、キッチンボックス内にブレーカーが設置されている場合が多いですので、使える電力は1500Wまでとなる場合が多いです。

キッチンカーの仕様にもよりますが、おそらく一般的にはそうだと思います。。

1500Wというとイメージが湧きにくいと思いますが、加熱器具等をマックスパワーで使うと

大体1500Wかそれ以上となります。

つまり電力で動く調理器具を潤沢に揃えても、現場で電気をお借りする電力だけでは賄えない可能性が高いので、キッチンカー内の調理設備を揃える場合は良く考えた方がいいと思います。

実際には冷蔵庫と照明、水道などと同時に使うので、熱調理器具はIHヒーターを使う時はホットプレートは保温にする、またはその逆などで調整しながら使わないとすぐブレーカーは落ちます。。

さらに加熱器具を使いたい場合は、LPガスを使用した調理器具を購入にLPガスを積んで営業する事となります。私はそうしております。

※LPガスについてはまた別の記事でご紹介いたします。

ですので、キッチンカーをこれから始められるという方はどんなメニューをどう提供するかというイメージを具体的に持って設備を揃えていくことをお勧めいたします。

例えば↓

提供速度を早くする為に常に保温しておく食材が何個あって、それは丼ものなので、電気釜も保温していて、仕上げにお肉などに焼き色を付けたいからIHヒーターで加熱して出すから、これぐらいのこのメニューだけでこのぐらいの電力を使ってしまうな。

のようなイメージを膨らませて考えると、いいかと思います。

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